2016/02/22退職後の手続き
誰でも1度は仕事を辞めたいと思ったことがあると思います。勿論、実際に辞めて転職した人もいるでしょうし、そうは思っても今の職場に残っている人もいると思います。どちらが良いとか悪いとかではなく、仕事を辞めたいと思った時と、辞めるべき時の差はどこにあるのでしょうか?
まず大事なのは、自分に実害があるかどうかということです。例えば、上司や同僚が自分の仕事の手柄を横取りしていく。理不尽な評価を下される。または、上司や社長から継続的にネガティブな対応や態度を取られ続ける。結果的に社内で昇進や昇給、ボーナスの査定など、実際に自分が受けるべき評価が受けられない様な実害が存在する。このような時には、転職したほうが良いでしょう。その他にも上司がワンマン社長であるケースや、親族経営の中小企業などでいいように使われている状況ならば、転職をおすすめします。
この場合には、可能な限り早く仕事を変えることをおすすめします。健康を損なうのは、最も仕事を辞めるべき身体のサインと言えます。これを無視していると仕事のストレスでうつ病や不眠症、過食症や拒食症になってしまいます。人にもよりますが、入眠障害が初期症状として現れるケースが比較的多いです。
そして、精神的、肉体的ダメージを受けた経験のある人というのは業務中に委縮してしまう事が多々あります。本来の実力からすれば出来ることが、高圧的な上司やお客相手だと出来なくなる、言えなくなるという事態に陥るのです。こうなると、その職場での業務に支障をきたすだけではなく、転職した新しい会社でも何かあると辛い過去を思い出して委縮してしまいます。こういった、今後の社会生活に大きな影響が出る前に転職しましょう。また現在そういった症状があるという人は、大至急他の会社への転職を進めましょう。
仕事というのは、生活の為の手段です。無給で収入もない状態で今の仕事をしていく人はいないと思います。しかしながら、働く事によって生活に支障が出ている人は注意が必要です。勿論、働く事で今の生活を維持する事ができている訳ですし、今の会社で働くことでしか生活を維持できないのであれば、転職を考える必要はないでしょう。
ですが、他の仕事や新しい会社でも自分の生活は維持できて、もっと家族や自分の生活が豊かになるというのであれば、転職を考えてもいいでしょう。仕事の拘束時間や通勤時間などで、家族や周りに迷惑をかけ続けている場合も同様です。そういった意味では世間一般で言われているブラック企業等は典型的な転職すべき職場だと言えるでしょう。
今働いている会社を退職し、転職するというのを決断するというのはなかなか大変なことです。退職や転職することが挫折であると考える人も中にはいます。また、転職した後に後悔するかもと不安になる人もいるでしょう。他にも様々な理由で、退職や転職の決断をできない人がいます。一番苦しむのはどちらかを決断できずに、ずるずるといってしまうことです。ですから、どちらの場合であってもハッキリと決断することが非常に大切です。
会社を辞めたいと思う気持ちとうつ病には深い関係があります。中には、会社を辞めたいと思うこと自体がうつ病だという人さえいます。会社を辞める理由は、キャリアアップのための転職、理不尽なパワハラを受けている等人それぞれです。会社を辞めたいと思ったらうつ病というのは絶対ではありません。そして、会社で受けるストレスが原因で発症したうつ病は、精神病とは無関係なことが多く、精神科の対象ではなく心療内科の担当です。
会社を辞めてから転職活動を行う際には、いろいろと手続きをしなければなりません。転職に慣れている方であれば手続きについては問題ないと思います。ですが、初めての方には少しわかりにくいかもしれません。何からすればいいのか悩んでしまう人も多いと思います。まず最初にやらなければいけないのは、失業保険の受給手続きや健康保険、年金の変更手続きになります。失業保険の受給方法や健康保険、年金の手続きについてご紹介します。