2016/02/22退職後の手続き
仕事を辞めたいからと次の転職先も決めず退社してしまいブランクを空けながら転職活動するのと、現在勤務中で計画的に転職活動するのでは、多くの場合在職中の人に分があります。
流動的なビジネス環境で常に変化が求められるような職種では、現場から一定期間離れていると知識などで現役社員との差が生まれます。それを理由に採用することに懸念を感じることもあるのです。つまり、同じ条件の応募者がいた場合に、現役で仕事をしている人のほうが評価が高いという傾向にあるということです。
現在勤務している会社の仕事もある中で、簡単に転職活動に時間を割くことはできないのが実情だと思います。実は転職者のうち約半数の人が在職中に転職活動を行い、再就職を決めています。転職を成功させる人は、単に仕事辞めたいといって無計画に転職はしません。実際に忙しい中でも転職活動に取り組む人は、時間の使い方なども計画的なのです。
例えば、面接の時間は退社後の17時以降にする。土日も営業している企業などでは、現職が休日となる土曜日などをフル活用するなど工夫して活動をしています。当たり前のことですが転職するという強い心構えで取り組んでいるので、有給休暇を取るなどの工夫をしてでも転職を成功させようと貪欲に取り組んでいます。そしてそういった強い思いを持って転職活動を続けていると、その姿勢というのは応募先の企業にもしっかりと伝わるものなのです。逆に、企業側では面接など求人募集の重要な局面においては、時間の取り決めなどはっきりしない応募者にはネガティブなイメージを持ちます。
現在の仕事が忙しく時間的にも厳しい状況の時に利用したいのが、インターネットで転職サービスを行う転職支援サイトです。各サイトによって様々な特徴を出しており一概にどれが良いと断定はできませんが、基本的にインターネットからオンラインで24時間閲覧可能で、登録費や仕事の紹介は無料で行っています。無料で良い情報が集まるのか?ハローワークより情報が少ないのでは?という意見の人もいます。ですが、求人募集する企業は、希望求人を獲得できた際に成功報酬を支払うので、質の高い人を確実に採用したいと望んでいます。
ですから、仕事の内容や質の高い求人が揃っているのも転職サイトの特徴です。さらに、専門のコンサルタントが求人企業の募集内容と求職者の希望や経験などを考慮してマッチングしてくれるので、ハローワークで膨大な求人広告から仕事を探さなくても自分にピッタリの仕事を見つけてくれるのです。
今働いている会社を退職し、転職するというのを決断するというのはなかなか大変なことです。退職や転職することが挫折であると考える人も中にはいます。また、転職した後に後悔するかもと不安になる人もいるでしょう。他にも様々な理由で、退職や転職の決断をできない人がいます。一番苦しむのはどちらかを決断できずに、ずるずるといってしまうことです。ですから、どちらの場合であってもハッキリと決断することが非常に大切です。
会社を辞めたいと思う気持ちとうつ病には深い関係があります。中には、会社を辞めたいと思うこと自体がうつ病だという人さえいます。会社を辞める理由は、キャリアアップのための転職、理不尽なパワハラを受けている等人それぞれです。会社を辞めたいと思ったらうつ病というのは絶対ではありません。そして、会社で受けるストレスが原因で発症したうつ病は、精神病とは無関係なことが多く、精神科の対象ではなく心療内科の担当です。
会社を辞めてから転職活動を行う際には、いろいろと手続きをしなければなりません。転職に慣れている方であれば手続きについては問題ないと思います。ですが、初めての方には少しわかりにくいかもしれません。何からすればいいのか悩んでしまう人も多いと思います。まず最初にやらなければいけないのは、失業保険の受給手続きや健康保険、年金の変更手続きになります。失業保険の受給方法や健康保険、年金の手続きについてご紹介します。